クラスメソッド シアトルだより – 1泊出張でも仕事後に行ける観光スポット
こんにちは、虎塚です。
先日シアトルへ1泊出張をしてきましたので、今回はいつものバンクーバーだよりではなく、シアトルだよりをお届けします。
シアトルを訪れるのは初めてだったので、せっかくだから少し観光したいと思いましたが、出発2日前に出張が決まったため、仕事の準備だけで精一杯でした。そこで、仕事の後でも一人で行ける安全な観光名所をまわりに聞いて、詳しい人たちからいろいろ教えてもらいました。
この記事では、教えてもらった情報と自分が足を運んで得た情報をまとめておき、今後シアトルへ突然出張することになった同僚がいたら、黙ってスッと差しだそうと思います。
シアトル
シアトルは人口約65万人の都市です。大きな建物が密集している地域が多く、栄えている印象でしたが、札幌の半分以下しか人がいません。バンクーバーより5万人ほど多いようです。
シアトルを本拠地にしている企業といえば、もちろんAmazon Web Services (AWS)です。ほかに、Tableau Software、F5 Networks、Microsoftなど、ITエンジニアにはおなじみの企業もシアトルに本社があります。日本で知名度の高いStarbucks、Costcoなどもそうです。
もしこういった企業で働いている知り合いがいれば、訪ねていくのが一番楽しそうですね。
そういった知り合いがいない人や、知り合いがいてもあまりに急な話で会う約束ができなかった人のために、以下では観光名所を3箇所共有したいと思います。
Starbucks Reserve Roastery
シアトル空港に着いてからホテルのチェックインまで時間がある場合、作業場所を確保したくなるかと思います。そういう時に便利なのがスタバです。
なお、シアトルにはStarbucks 1号店もありますが、同僚によるとそちらはいつも混んでいるとのことで、Starbucks Reserve Roasteryを勧められました。
仕事の後に観光するというより、観光地の真っ只中で仕事をする感じになりますが、一石二鳥です。
行き方
- 1124 Pike St, Seattle, WA 98101
空港を出たら、Airport StationからSeaTacという電車に乗り、International District/Chinatown Stationまで行きます。
電車を降りたら255番のバスに乗り換え、Convention Place Stationまで行きます。駅では、電車とバスで乗り場が共用されています。
Convention Place Stationで降りたら、地上へ出ます。道路を下に見ながらPine St.を東に1ブロック、Boren Aveを1ブロック歩き、Pike St.を東に登れば、5分でお店に到着です。
見どころ
Starbucks Reserve Roasteryでは、業務用の機械でコーヒー豆を焙煎している様子を目の前で見ることができます。カウンターの向こうに並んだ大きな機械が動く様子は、まるで工場のようで圧巻です。
また、通常の店舗には置いていない高級な豆があり、お土産に買うことができます。素敵なデザインの店舗限定グッズもたくさんあります。
食事
店内にはテーブルやソファの席がたくさんあり、注文した後にくつろぐことができます。腰を落ち着けて仕事をするために、コーヒーと一緒に食事を注文しましょう。
店内にはラップトップを広げている人たちもたくさんいます。ほかのStarbucks店舗と同じようにFree Wi-Fiはありましたが、電源は見当たりませんでした。長時間いる予定の場合は、充電器を持っていったほうがよさそうです。
上のヘーゼルナッツのラテと小さいシーズンサンドイッチで、約2300円でした (チップ込み)。即座にバンクーバーに帰りたくなりました。
ここで夕方まで仕事をしてから、ホテルへ向かう前に残りの2箇所をざっくり巡ります。
REI Seattle flagship store
次は、アウトドアショップのREIです。平日夜9時まで開いているため、仕事帰りに立ち寄ることができます。こちらは、AWS社員の方からお勧めしていただきました。
行き方
- 222 Yale Ave N Seattle, WA 98109
REIは、先ほどのStarbucksから歩いて10分の距離にあります。
Melrose Aveをまっすぐ北上し、East Denny Wayで左折して西へ。Stewart St.を登ると、左手にREIの建物が見えてきます (ただし、Melrose Aveは雰囲気が微妙だったので、別の道にしたほうがよいかもしれません。通行人同士が突然ケンカを始めて驚きました)。
the REI Pinnacle
ガラス張りのビルの中には、遠くからも目立つ大きな構造物があります。木のようにも見えるこの立体は、the REI Pinnacleです。ロープや足場がたくさん取り付けられています。
REIでは、初心者からベテランまで、様々な人に向けたクライミングの講習会が開催されています。ほかにも、コンパスや地図の使い方の入門講座や、バックパックのテクニックなどの講座があります。
クライミングが好きな人は、登ってみてもよいのではないでしょうか。
お店
お店の入り口は、大通りから裏手に回ったYale Ave N側にあります。
鬱蒼とした緑に囲まれた入り口から店舗の敷地に入ると、ハイキングの道にあるような案内板が並んでいます。これに沿って歩いていくと、お店の扉にたどりつきます。
扉の引き手はピッケルです。芸が細かいですね。
お店の中の写真撮影は遠慮しましたが、売り場は東京のお店でいうとビックロの石井山専やL-Breathを巨大にした感じです。
服、靴、バッグ、寝袋、衛生用品、携帯食糧など、なんでも揃います。急な出張で準備が間に合わなかったときは、こちらで調達しましょう。
Space Needle
最後は、シアトルのシンボルとして有名なSpace Needleです。こちらは、シアトル訪問経験のある様々な方からお勧めされました。
日曜から木曜は夜9時半まで、金曜と土曜は10時半まで営業しています。夕暮れ時の景色を見たいときは、訪問順序をREIと入れ替えるとよいでしょう。
行き方
- 400 Broad St. Seattle, WA 98109
REIから歩いて約25分、バスに乗ったら約18分です。帰宅ラッシュなどで渋滞している時は、歩いたほうが早いです。タワーは遠くからも見えるので、迷うことはないと思います。
REIからDenny Wayに戻って、西へ1.8kmまっすぐ歩くと到着します。バスに乗る場合は、Denny Way & Stewart Stから8番に乗って、Denny Way & Broad Stで降ります。
入場
チケットは、タワーの根元にあるチケットブース、または自動販売機で買うことができます。チケット売り場は、閉店の30分前まで開いています。
入場料は大人22ドルです。US発行以外のクレジットカードも使えます。
展示
観覧デッキへのエレベータに着くまでの空間に、Needle Towerが造られた経緯や作業の様子が、パネルで展示されています。命綱もなしに高所で人が作業していた当時の写真が残っていて、見ているだけで肝が冷えます。
こういった観光地にあるタワーの中では、Space Needleの展示物デザインは格段にキュートで、その面でも楽しめます。
夜景
Space Needleの観覧デッキは、ガラス張りではなく、外気に直接晒されています。観覧デッキからは、シアトルの夜景を見渡すことができます。
この日は天気が悪かったですが、それでも十分楽しめました。天気が良ければ、東の市街地の向こうにBellevueの夜景も見えたことでしょう。
お土産
1階に降りてくると、広いお土産売り場があります。出張中も、ポストカードやマグネットなどの軽くてかさばらない物なら、気軽に買って帰ることができますね。
おわりに
仕事の後でも一人で簡単に行けるシアトルの観光地3箇所についてまとめました。シアトルへ突然出張することになった方のお役に立てば幸いです。仕事の後にこういった楽しみがあると、出張も頑張れそうですね。
クラスメソッドでは、日本、バンクーバー、ベルリンで一緒に働く仲間を募集しています!
それでは、また。